ちゃらんぽらん主婦の奮闘記

2018年12月に2人目誕生!食道アカラシア、PMS・PMDD、育児、妊娠、出産など患った病気や、日常生活をのんびり書いています。

食道アカラシアで入院し、バルーン拡張術を受けたときのバリウム検査画像を公開。バルーン拡張術の効果はあるの?

こんにちは。ちゃらんぽにゃです。

 

食道が狭くなって、食べたものが胃に落ちていかない病気が食道アカラシアです。

 

 食道アカラシアとは・・詳しく↓↓

www.charanponya.com

 

今日は食道アカラシアで入院した時のことを書こうと思います。

入院当時、日記をつけていたのですがその日記がまだ実家にあり、取りに行けていないので、私の記憶を頼りに今日は書きたいと思います。

 

 

食道アカラシアで入院

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私が食道アカラシアの治療のため、入院したのは今から8年前。

食道アカラシアを発症してから2年経った頃に、バルーン拡張術を主治医の先生の薦めもあって、初めて受けることを決意しました。

 

バルーン拡張術とは・・↓↓

www.charanponya.com

入院していたのは7日間でした。

バルーンで拡張したのはうち2日間で、あとはバリウム検査をしたり、食道内圧検査をしたりと検査の連続でした。

 

入院して次の日から絶食

入院したその日は夕食がでましたが、次の日の朝から絶食でした。

バルーン拡張術のため、人生で初めての絶食。

 

私は4人部屋だったので、ご飯の時間になると一緒の部屋の人のご飯のいい匂いしてきて、羨ましかったです(笑)

 

匂いだけで食べられない・・辛かった(笑)

 

ですが、羨ましかったのは最初だけで、最初の1日を過ぎると絶食に慣れたのか、お腹が空かなくなってしまい、なんとも思わなくなりました。

 

 バリウム検査は入院中2回しました

バリウム検査は、バルーン拡張術を行う前と、バルーン拡張術を終えた後と2回検査しました。

 

私は大学病院に入院していたのですが、私のバリウム検査の時になると、学生さんと思われる白衣を着た若い人が、何人も見学に来ていました。

 

食道アカラシアが珍しい病気だから、勉強のためなのかなーと思いましたが、検査している間もずっとみられていて、すごく怖かったです。

実験者みたいな、見せ物のようでした( ;∀;)

 

バルーン拡張術も2回行いました

バリウム検査後、日にちをあけて2回、バルーン拡張術を行いました。

 

バルーン拡張術を行っているときは、私は点滴から安定剤を入れて眠っているので、寝ているうちにバルーン拡張術は終わっていました。

 

なので、痛いだとか、苦しいだとかそんな思いはせず、寝て起きたら終わってたー!!という感じです。

 

しかし!!

最もつらかったのは、バルーン拡張術を行って少し時間が経った頃。

食道がめっちゃ痛くなるんです!

いわゆる、胸痛です。

 

狭くなっていた食道を無理矢理バルーンで拡張するからか、ものすごい強い痛みなのです。

 

もがき苦しむほどでした(T_T)

 

私はこの胸痛の痛さに耐えられなくて、ナースコールしました・・。

すると、看護師さんは何でもわかっているかのように、新たな点滴を持ってきてくれるのです。

この点滴を開始すると、スーッと痛みが引いていきました。

どうやら、血圧を下げる点滴らしく、私はもともと血圧が低めなので、この点滴を開始すると、立ちくらみがすごくてトイレにも行けませんでした。

立っているだけで気持ち悪くなってくるので、足を高くしてひたすら寝ていました。

 

 

入院期間中、結構な頻度で胸痛が起こり、その度にナースコールしていましたが、あんまり時間が空かないと点滴できないそうで、「さっき点滴したばかりなので、もう少し我慢してください」と何度か言われてしまったこともありました・・。

 

バルーン拡張術を行った結果!!

バルーン拡張術を行った結果、食道の痛み(胸痛)は強くなりましたが、ご飯はつまらないで食べられるようになりました。

 

バルーン拡張術を2回行って終わった後、最初に食べ物を食べた時のあの感動・・忘れません。

 

病院食で絶食後の初めてのご飯だったので、重湯にペーストの食事でしたが、

「あれ、ぜんぜん詰まらない(*'▽')!!」

食べ物が詰まらないで食べられるなんて、夢のようでした。

2年ほどはずっと詰まっていたので、食べ物が詰まらないでスーッと食べられるって、こういう感じだったんだ!と素直に思いました。

 

バリウム検査画像でみてみると・・

バルーン拡張術を行う前と、バルーン拡張術を終えた後のバリウム画像をのせます。↓↓

※人の検査画像なんて見るの気持ち悪い・・って方はご注意ください。

 

 

 

バルーン拡張術を行う前(食べ物が詰まっているとき)

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※右と左のX線画像は同じです

バリウム(白く写っているもの)が少しずつしか胃に流れていません。

これが詰まっている状態です

少しずつしか胃に流れていないので、食道内にバリウムが溜まってしまっています。

私は確か、食道の肥大が5~6cmだったと思います。

私より食道アカラシアが悪化している人は、もっと食道が肥大しているそうです。

 

バルーン拡張術を行った後(食べ物が詰まらなくなった)

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上の画像と違って、胃にバリウムがスルスルと流れています。

食道内にバリウムが溜まっていることもなく、すぐ胃へと流れています。

 

バルーン拡張術を行った前と後は大きく違います。

 

 

バルーン拡張術の効果は??

バルーン拡張術の効果は、人それぞれだと思いますが、私は効果大(効果あり)でした。

 

あれだけ食べ物が詰まって吐いてしまっていたのに、バルーン拡張術後は全く詰まることなく、吐かないで食事を摂ることができるようになりました。

 

私は飲み物で言ったらカルピスが大好きなのですが、食道アカラシアが悪化していくうちに、カルピスはなぜだか全く通らなくなってしまい、飲んでも詰まって吐く・・の繰り返しでした。(詰まって吐いても、飲みたい)

 

なので、バルーン拡張術を行って、退院して1番最初に飲もうと決めていたのがカルピスでした!!

 

もちろん退院後、カルピスを買って飲んだ時は、本当に嬉しかったです。

「大好きなカルピスが、詰まらないで胃に落ちていくー!!(^O^)」

本当に今でもよく覚えています(笑)

 

しかし!!

食道アカラシアは進行します。

放っておくと、また食道が狭くなってしまうので、いずれまたバルーン拡張術なり、手術なりを行わなくてはなりません。

 

私が次にバルーン拡張術を行ったのは、確か1年後だったと思います。

 

私の場合は、次のバルーン拡張術を行うまでの期間が長い方だと思います。

早く進行する方は、もっと早く食道が狭くなると思います。

私はどちらかというと、食道アカラシアでも軽い症状の方なのかもしれません。

 

 

最後に

現在はPOEMという治療法もあるので、バルーン拡張術を行う方も少なくなってきているのかもしれません。

私のとき(8年前)は、まだPOEMという治療法はなく、バルーン拡張術か腹腔鏡手術のどちらかの選択肢しかありませんでした。

 

今回書いたように、入院してバルーン拡張術を最初に受けたのが8年前。

それから、数えきれないくらいバルーン拡張術を受けてきています。

現在は半年に1回、年に2回バルーン拡張術を受けています。

 

食道アカラシアは進行性です。

バルーン拡張術を受けないと、またご飯が詰まって食べられなくなってしまいます。

 

しかしバルーン拡張術は一時的な治療法です。

これからの治療についてのあり方も、考えなくてはならないのかもしれません。

 

 

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