食べ物がつまる・・食道アカラシアの初期症状から悪化するまで
こんにちは、ちゃらんぽにゃです。
食道アカラシアという病気を発症して10年、私の場合はそんなに酷くはないようですが、それなりにつらい思いとしてきたなと感じています。
今回は、食道アカラシアってどんな症状に見舞われるのか、食道アカラシアの初期症状のサインは何なのか、書いていきます。
もう10年も前のことなので、よーく思い出しながら振り返ろうと思います。
そもそも食道アカラシアとは?
食道アカラシアの「アカラシア」とは、ラテン語で「動かない」を意味します。
食道という消化器官は、食べ物や飲み物を蠕動運動により胃へと運びます。
食道と胃のつなぎ目は空腹時や通常時は閉じていますが、食べ物が喉を通ると、筋肉が緩んで胃の入り口が開き、胃へと流れていきます。
食道アカラシアは、この食道と胃のつなぎ目の筋肉(下部食道括約筋)が緩まず、閉じたままになり、食べ物が食道に停滞してしまいます。
また、食道の蠕動運動の低下も見られます。
食道アカラシアの症状
・げっぷ、胸やけ
・胸のつかえ、嘔吐
・食べ物のつかえ感、つまり感
・胸痛、背中痛
・夜寝ている間に嘔吐する
・体重減少
食道アカラシアの原因
詳しい原因はわかっていないようです。
食道の神経が障害されることにより起こるともいわれ、なかには遺伝の可能性も・・という説もあります。
ちゃらんぽにゃの場合
私が最初に「あれ?」と思ったのは、げっぷが多くなったことです。
食事を食べ終わった後はもちろん、食事中にもげっぷが出る回数が増え、「炭酸飲料も飲んでいないのになんでだろう・・」と思っていました。
ですが、家族に「食べるときに一緒に空気も飲み込んでいるんじゃないの?」と言われ、「そうか!それだ(・∀・)!!」と確信して、そこまで深く考えませんでした。
次第に症状はひどくなる
軽く考えていたげっぷも次第に増え、食事の際にすんなり胃に落ちないような感覚が増えてきました。
食事は食べられていたのですが、つまる感じが毎度毎度ありまして、食事には時間がかかるようになりました。
またまた家族からは、「急いで食べるからつまるんだよ」と言われ、
「いやーそんなことないのに( ;∀;)」と疑問を持ち始めるようになりました。
ついには、食事がつまるだけではなく、通らなくなり、嘔吐することが多くなってきました。
食べ物を一口食べては吐き、食べては吐きの繰り返しにまでなりました。
最初は毎度毎度吐くごとにトイレに駆け込んでいましたが、
吐く頻度が多くなり、「毎度毎度トイレまで行ってられるか('Д')!」と
食事の際はビニール袋をすぐ隣に用意して、食べたらすぐ吐いていました。
(汚くてゴメンナサイ・・。やっていたのは家にいるときだけですよ。)
症状がひどくなるまでの期間
症状が最初のげっぷから、ひどくなって毎度吐くようになるまで、
私の場合ですが半年もかからなかったと思います。
症状が悪化するまではあっという間でした。
その間、「自分のこの症状は何なんだろう・・」と病院へ行くのですが、なかなか食道アカラシアとわかるまでには時間がかかりました。
みるみる痩せていく・・
症状がひどくなると、食事がつまるのはもちろん、水やジュースなどの水分も通りにくくなり、食べられるものが少なくなって痩せていきました。
最大で8~9㎏痩せてしまい、まわりからも見てわかるほど。
穿いていたジーンズがウエストはもちろん、ヒップラインや全体的にブカブカ。
水分も取れないので、顔色も悪く、脱水症状に何回もなり、病院で点滴を頻回に受けていました。
食道アカラシアにはいろいろな症状が
食道アカラシアで検索すると、多くの方が経験されたことを綴っていて、とても共感します。「わたしだけじゃないんだ」と安心することもありました。
珍しい病気なので、周りの認知度も低く、理解されるまで時間もかかり、その分不安やつらいことも多いです。
症状も人それぞれです。私が経験していない症状もあるかと思います。
もっとつらい思いをしている方もいるかと思います。
少しでも食道アカラシアという病気があるということだけでも、広まればいいなと思っています。
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